GC-13 DX超合金 電子合体
バイオロボ バンダイ
1984発売 定価4600円

ゴールグルロボ、ダイナロボの3機合体から、ジェット2機合体へ。
1984年は、バンダイが全体的にホビー路線を模索していた時期でDX超合金(バイオマンのコンセプトを含め)も、その影響が濃く反映されていました。
デザインの随所に実在感(リアリティ)と高級感が漂います。
電子合体の青いロゴやバイオロボをイメージした赤黒白の色使いもいいですね。
後期版ダイナロボにもあったスペック表記に加え図面のようなイラストつきで大人っぽさもよく出てています。

 

 

パッケージ 左右
片側にはハンドルがついてます。
写真で細かくアイテムの魅力を伝えてます。

 

パッケージ 天面

 

パッケージ 底面
天面と底面で白と黒にわかれてるのもバイオロボらしいと思います。

 

DX超合金バイオロボ 内ブタ
シンプルでカッコイイ内ブタデザイン。
基本的にはパッケージと同じく大人っぽい印象ですが、水色の枠がいい意味で浮いていて素敵。
外枠の赤いラインはバイオロボのラインと一致してます。

 

DX超合金バイオロボ 付属品
スーパーメーザー、ミサイル×6、パンチ(予備なし)、バイオシールド

 

ミサイルホルダー
ちょっとユニークなのでピックアップしました。
通常はビニールの袋に入っていたり、厚紙とブリスターの特製ボックスに入っていたりするんですが、
DX超合金バイオロボの付属ミサイルはプラ製の特製ホルダーにストックされています。
見栄えが良く高級感もありますし、紛失防止にもなります。
ミサイルを装着するときは、カチっと気持ちのよい感触でツメがひっかかります。

 

ハイパークロス説明書
フルカラー写真の豪華な説明書です。

 

 

 

バイオジェット1号 (Biojet 1)
レッドワン、ピンクファイブが乗り込むジェット機、バイオロボの上半身を構成。
操縦席にはレッドワンが搭乗しているのが見えます。
後部スラスターはロボ時にパンチになるユニークな構造です。

 

 

バイオジェット1号 ローアングルから

 

バイオジェット1 サイドビュー
ダイキャスト製の着陸脚でしっかり接地&コロ走行を楽しめます。

 

 

ギミック1 ミサイルギミック!
両肩部分にミサイルをセットして発射することができます。

 

 

ギミック2 キャノピー開閉ギミック!
バイオジェット1のキャノピーが開閉。中のレッドワンを取り出すことができます。
ロボへの変形ギミックとは関係のない部分なので純粋にジェット機玩具へのこだわり部分ですね。
当時の戦隊ロボではもちろん、DX超合金ロボでも珍しいギミックです。
付属のミニフィギュアで遊べるギミックはその後、ダイレンジャー「大連王」やタイムレンジャーの「タイムロボ」に受け継がれました。
他にもキュウレンジャーのキュータマにも一部ありましたね。

 

 

レッドワン ミニフィギュア
とても小さいプラ製フィギュアですが、造形は細かいです。

 

ミニレッドワンをバイオジェット1とならべてみました!
フィギュアを機体のそばに置くとスケール感を楽しめます。
いかに当時は玩具にリアリティを出そうとしていたのかがわかりますね。

 

  

ギミック3
着陸脚収納ギミック!
ばっちり着陸脚を収納できます、特に後部は(ロボ胸の部分)手間のかかった動きをします。
この辺りもリアリティと高級感の追求によるものだと思います。

 

 

バイオジェット1 飛行状態

 

 

 

バイオジェット1 発進!!

 


 

 

バイオジェット2号 (Biojet 2)
グリーンツー、ブルースリー、イエローフォーが乗り込むジェット機、バイオロボの下半身を担当。
バイオジェット1号とは同じジェット機ですが、しっかり1号とは差別化されたデザインになっています。
後部スラスターはメッキ処理されていて質感高く仕上がっています。

 

 

バイオジェット2号 ローアングル

 

バイオジェット2号 サイドビュー
ダイキャスト製の着陸脚はクッションまで造形されています。
もちろんコロ走行可能。

 

バイオジェット2号 コクピット造形
コクピットにはバイオマンが造形されています。(残念ながら取り出すことはできません)
バイオジェット1号と同じく戦隊ロボでは珍しいディテールです。

 

 

着陸脚収納ギミック!
バイオジェット1号と同じく綺麗に収納されます。
後部はカバーを開閉して取り出す仕組みになっています。

 

 

バイオジェット2号 飛行状態

 

バイオジェット2号 発進!!

 

「ハイパークロス!!」

 

バイオジェット2号がバイオジェット1号にドッキング!

 

バイオジェット2号がバイオジェット1号をおいかけ合体態勢に入ります。

 

 

バイオジェット1号の変形
後部が展開し腕に変形。
凄いシンプルなんですが、楽しい箇所です。

 

 

バイオジェット1号の変形2
パンチの角度を変えて付け替えます。
劇中ではそのまま回転。

 

 

バイオジェット1号とバイオジェット2号がドッキング!
ここは合体でなくあえてドッキング呼んでます(笑)
ガッチリとロックされます、1号のボタンを押せばドッキング解除できます。
※実際は1号の腕が2号と干渉するので、2号を変形させてから合体した方がスムーズです。

 

 

バイオジェット2号の変形1
2号の尾翼を畳みます。

 

 

 

バイオジェット2号の変形2
足を引き出し90度回転させます。
シンプルな変形ですが、大きく形状が変わります。
ここも気持ちの良い変形です。

 

 

 

バイオジェット2号の変形3
つま先を引き出し、回転させ折り曲げて縮めます。
ここも少ない変形工程で見事につま先が完成。
見て驚き、弄って楽しい部分。

 

  

バイオジェット1号の変形3
最後にバイオジェット1の機首カバーを上げて頭部が出現!

 

変形合体ロボ玩具的な合体シーン!
上記の通り、劇中では1号と2号がドッキングしてから各部変形します。

 

 

 

GC-13 DX超合金 バイオロボ (Bio Robo)
2機のジェット機が合体!シンプルかつ美しい変形システムで白ベースのジェットが黒ベースのロボになります。
プロポーション、デザイン共に超合金ロボとは思えないスマートさ。塗装と成型色で表現された赤と白のアクセントラインも秀逸。
歴代戦隊ロボの中でも造形、カラーリングは最も大人っぽいデザインかもしれません。
劇中では戦隊ロボ初の意思をもっていました。また合体状態で基地から発進することも度々ありました。

 

バイオロボ フロントビュー
正面からみるとプロポーションの美しさをより感じることができます。
バイオジェット1号2号が合体している腰部分の造形も凄いですね。

 

 

バイオロボ頭部造形
造形も非常にシャープで凝っていて、そのままヒーローのマスクになりそうな雰囲気。
目は奥まっているので照明を当てないとやや目立ちにくいです。
デザインの楽しさ、造形の複雑さ、カラーの豊富さが凄い。
耳はメッキ仕様でゴージャス。

 

 

バイオロボ頭部造形2
頭部は裏側まで細かく塗装や装飾がされています。
両サイドの頭部の角後部が先端だけ黄色く塗装されているのも面白いですね。

 

バイオロボ頭部アップ3
パンチは腕の黄色いボタンで発射できます。

 

バイオロボ ややローアングルから
劇中では武器以外にも目から様々な光線を出したり、お腹からミサイルを発射しました。

 

 

バイオロボ アクション
腕が動きます。

 

武器1 バイオシールド

 

必殺剣スーパーメーザー
レッドワンが「スーパーメーザー」と唱えボタンを押すとバイオロボに装備される必殺剣。

 

代表的な必殺技は「ストレートフラッシュ!!」
他にも「十文字斬り」、「バイオ粒子斬り」、「コンセントレーション」などなど劇中では沢山の必殺斬りが編み出されました。
おそらく必殺斬りの種類は戦隊最多。

 

スーパーメーザーとバイオシールド!!

 

 

前年のDX超合金ダイナロボと比較!
大きさは、はぼ同じながらプロポーションの解釈が全く違います。
こうみると無骨なダイナロボとスマートなバイオロボで対極的ですね。
どちらも本当に素晴らしい合体変形玩具です。

 

スーパーミニプラで発売されたバイオロボと並べてみました!
白い成形色だった部分はシルバーになり、より劇中に近くなりました。
真っ直ぐ立たせるとDX超合金に近いスタイルになるのがいいですね。(2021年発売)

 

バイオジェット1号、バイオジェット2号で並べてみました!
基本的なプロポーションは大きく変わりません、キャノピーの色は劇中に近いカラーへ変更。

 

 

最後はポーズをつけて!
スーパーミニプラはならではの広い可動でアクションがキマります!
これからも昭和戦隊のミニプラ化が楽しみです。

 

シンプルさとリアリティ+渋さで大人の美学を備えた戦隊ロボ!
超電子バイオマン バンダイGC-13 DX超合金 電子合体バイオロボでした。

 

 

original post from funtotoy 2013/05/03
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