POSE+ METAL シリーズ
勇者王 ガオガイガー AWAKEN STUDIO (ARTSTORM)
2021年発売 定価63800円

80年代ロボを蘇らせたPOSE+シリーズに新たな可能性を秘めた勇者王登場!

アニメ「勇者王ガオガイガー 1997~1998年放送 全49話」に登場するゾンダーと戦う主人公 獅子王ガイが合体する巨大ロボ。
大人気作品の為、立体作品は多数ありますが、今回はなんと合体変形するPOSE+シリーズ・オリジナルアレンジのガオガイガー。
箱がガオガイガーやロゴの部分が一部箔押しで高級感があります。
バイカンフーまではP04とナンバリングがされていましたが、今回はなし。
シリーズが違うのか省略されただけかはわかりません。

右上には、他のアイテムにも書いてある「TO AWAKE THE EMOTION AND SOUL OF GIANT ROBOT COLECTORS」という文字が入ってます。
訳すと「巨大ロボコレクターの感動と魂を呼び覚ますために…」という感じになります。
熱いメッセージです。

 

付属品1
説明書と説明書補足、プロテクトシェードのエフェクトパーツ、サポートに関するペーパー。
説明書はややシンプルに解説されています、メーカー公式の解説動画リンクも表記されているのでわからない場合は参考にした方がいいです。
もちろん玩具動画では有名なヲタファさんユキオさんなどの動画解説をご覧になるのもいいと思います。

蓋の内側にはガオガイガーに登場する緑色の厚紙が入っています。
この前にガオガイガーを置けば、背景として使える嬉しい仕様。

 

収納図
こんな感じで収納されています、お片付けに参考にしていただければ。
ガイガーはファイナルフュージョンを意識したポージングで梱包されています。
※ドリルガオーとガイガーの間にはステルスガオーのカバーパーツが入ってます。

 

右側は2重構造
手前のブリスターにはライナーガオーや、ガイガー、ガオガイガーの手首パーツやエフェクトパーツなど。
下側は、ジョイントパーツやディバイディングドライバーなど。

 

付属品2
意外にもそんなに多くありません、あまり沢山あっても遊びきれないのでこれぐらいでいいのかも。

左上には勝利のツールという名称のクリアグリーンの鍵パーツ付属。
どこかに取り付けるものではなく、蓋や細かいとこを開くの使うツールです。
形状がファイナルフュージョンを承認する時に使う鍵の形状をしてます。
遊び心ある付属品。
※ステルスガオーの底部パーツを撮影忘れします…

 

 

ギャレオン (Galeon)
物語のキーパーソン護少年を地球に連れてきた謎のメカライオン。
そしてもう一人の主人公獅子王ガイの戦いをサポートをする戦闘メカ。

オリジナルデザインよりも、角張が多くメカニカルになっています。
カラーもグレーの成分が強いホワイト。

 

前足後足ともに二重関節で動物らしいポージングができます。
頭部はボールジョイント接続で少しだけ左右に振ることも可能。

 

 

ガイガー (Gaigar)
獅子王ガイとギャレオンがフュージョンし変形したメカノイド形態。
こちらもオリジナルよりもメカメカしいアレンジになっています。
ボリュームがあって迫力があります。

 

ガイガーバストアップ
ライオン頭部のゴールドは2種類あり質感が高いです。
ガイガーの頭部も非常にシャープな造形。

 

ガイガーアクション!

首:ボールジョイント
腕:前後回転、横スイング、肘二重関節、腕クロー部分ロール、手首ボールジョイント。(肩アーマーも動き可動を妨げません)
胴体:腰回転、腹部は前へ倒れます。
足:付け根前後、横スイング、ロール、膝二重関節、足首ボールジョイント

肘と頭部、足首以外は、ほぼクリック関節でカチカチ動きます。
さすがポーズPOSE+。
変形モデルですが、動かして遊ぶのも楽しいです。

唯一手首が緩くポロポロ落ちまくるのが、難点。
個体差かと思いきや、同様の症状の人が多いのでこういうものみたいです。

 

ガイガークロー展開!

 

付属武器ウィルナイフ装備!
専用の手首に交換して持たせます。
アニメでは獅子王ガイの武器でした。POSE+オリジナル解釈の武器。

 

ガイガー・ステルス&ドリル装着モード!
アタッチメントパーツを装着すると2機のマシンを装着できます。
ステルスガオーのみだと背中が重いのでスタンド装着必須ですが、ドリルガオーをつけるとバランスが取れます。
(長期ディプレイでは絶対にスタンド推奨です)

 

アタッチメントパーツの図
ドリルガオーは後部パーツを取り外し、専用のアタッチメントパーツ装着したガイガーに合体させます。
ステルスガオーもガイガーとの間にアタッチメントパーツを装着して合体させます。
パーツにスタンドを挿すこと可能。
ちなみにスタンドの支柱はアルミ製?っぽいです、頑丈で少し重さがあります。

 


 

 

ステルスガオー (Stealth Gao)
ガイガーを支援する戦闘機。
元々メカですが、よりメカニカルなディテールが追加されています。
どことなくガオファイガーが装備するステルスガオーⅢに近い姿。

底部パーツを装着することで、ガオガイガーの頭部パーツを隠すことができます。(画像は装着状態)
ただし余剰になるので、完全変形にしたい方はそのままがオススメです。
なくても問題ありません。

 

コクピットウィンドウはクリアパーツで内部にメカニカルなディテールが造形。
後部のエンジン部スリットがゴールドなのもカッコいいですね。
細かいところまでしっかりと塗装されています。

 


 

ライナーガオー (Liner Gao)
ガイガーを支援する高速で走る列車。
500系新幹線がアレンジされて近未来の車両になっています。
コクピット部はクリアパーツで内部の操縦席のようなモールドまで細かく造形。

 

ライナーガオーサイドビュー
車輪はないので、コロ走行はできません。
先頭部はどことなくプロテクト・ブロウクンガオーっぽいでしょうか。

 

 

ステルスガオー輸送モード
合体にはガイガーとステルスガオーの合体にしたジョイントパーツを使用。
ただし、弾性のあるパーツで挟むだけなので、ちょっとしたオマケという感じです。

 


 

 

ドリルガオー (Drill Gao)
ガイガーを支援するドリル戦車。
目に見えて大きくアレンジされたデザインです。
内部のオレンジ色になっていて、劇中に描写された発光する内部メカ感が出ています。
クローラーが2分割になっていたり、全体の造形がジェネシックマシンのストレイトガオー、スパイラルガオーを思わせますね。

 

こちらもライナーガオーと同じく、タイヤはなくコロ走行は不可。
ドリルは手動で回転させることができます。

 


 

「ファイナルフュージョン!!」
ガイガーに3機のガオーマシンが合体!!

 

ガオガイガー(GaoGaiGar)
取り外した状態でも遊べるステルスガオーの底部パーツ以外は、差し替え余剰なしの完全変形合体。
ライナーガオーは貫通式ではなく、ガイガーの胴体上部を開け差し込みます。
左右の拳もエンジンパーツを開きどんでん返しで出現。
POSE+オリジナル解釈の合体ですが、元々アレンジ造形なので個人的には全然アリだと思います。
前述していますが、ガオガイガー、ガオファイガー、ジェネシックガオガイガー3つのデザインが溶け込んだ印象です。

足と頭部の合体は少々癖がありますが、慣れたら問題ないレベル
他はそんなに難しくなくキッチリと気持ちよく合体できます。
また細いアームなどにはダイキャストが使用されているので意外に頑丈で、超繊細という感じではありません。
それでも高額なハイエンドトイではあるので、対象年齢はもちろん大きな衝撃を与えたり、無理な力をいれると簡単に折れる部分は存在します。

 

POSE+ガオガイガーリアビュー
後ろからみても、密度が高く非常に綺麗で整っています。
ステルスガオー位置が気持ち高いのが、ガオファイガーっぽさを感じます。

 

頭部アップ
シャープで非常にカッコいい造形です。
瞳はオレンジメッキ仕様で光っています。
アニメのキメシーンやハイディテールに描かれた版権イラストのような造形。

 

ステルスガオーギミック
ヘル&ヘブン発動時はウイングを少し展開、中央部のパネルも開き内部メカを露出させることもできます。
推進スラスターと排熱処理のシーンをカッコ良くアレンジしてるっぽいですね。
見た目もカッコいいので、以下開いて状態撮影したりしてます。

 

ガオガイガー詳細

 

繊細な造形とマット、メタリック、艶ありテカテカの3種の塗装でメリハリが利き非常に美しい仕上がりです。

 

ガオガイガーアクション!

首:ボールジョイント(干渉するのでガイガーほどは動かず)
腕:前後、横大きくスイング、二の腕ロール、肘、手首回転。
胴体:タテガミ、腰回転、腹部は前へ倒れます、腰アーマーも可動。
足:付け根前後、横スイング、ロール、膝二重関節、足首前後+チルト、つま先

ガイガー同様に合体モデルにもかかわらず非常に良く可動します。
拳も5指可動タイプのものが付属するので交換するとより、多くのポージングができます。
従来のガオガイガー玩具でもウイングは可動しましたが、こちらはステルスガオーの本体もわずか折れまがります。
本当にPOSE+ですね。

 

以下、可動紹介も兼ねて各武装や技など

1プロテクトシェード!
ガオガイガーの左腕から発生させるバリア。
エフェクトをとりつけるため、手首を専用パーツに交換!

 

さらに付属しているプロテクトシェードエフェクトパーツをピンで挟みます。
エフェクトはブリスターのような素材なので非常に軽く問題なく保持できます。
※ただし折り曲げると一発で折り目と色がつきそうなので、取り扱いには注意が必要。

 

プロテクトシェード!!
エフェクトの素材はやや頼りないですが、見た目は効果抜群。

 

2ブロウクンマグナム!
高速回転させた拳を敵へ打ち出す必殺パンチ。
いわゆるロケットパンチ。

腰を入れて力いっぱい腕を打ち出すポーズがとれます。
合体モデルでこれができるのがスゴイです。

 

腕に専用アタッチメントを装着すれば、スタンドを使って打ち出した状態を再現できます。

 

「ブロウクンマグナム!!」

 

3 ディバインディングドライバー!
空間を湾曲して戦闘フィールドを造り出すツール。
左拳を外し、専用のジョイントパーツをとりつけ本体と接続します。

 

「空間湾曲ディバインディングドライバー!!」
ドライバーデザインはPOSE+のアレンジされたデザインです。

 

4 ヘル&ヘブン
攻撃の右手、防御の左手を胸の真ん中で組み合わせ突進、敵のゾンダーコアを抜き取る必殺技。
可動指を使って発動前状態を再現しています。

 

「ゲム、ギム、ガン、ゴー、グフォー…」
発動時は異星の呪文を詠唱。
ステルスガオーのウイングを開いておきます。
可動指を使って力強く拳を組むシーンを再現。
こういうポーズをとれてしまうのも凄い。

 

最後に専用の指を組み合わせた拳に付け替えます。
ここまで綺麗にはできませんが、可動指でも近い状態にはできます。
なるべく差し替えたくない方はそれもアリですね。
可動がスゴイのでこのポーズにするのも差し替えなくできます。

 

最後はアンダービュー
トゲトゲ過ぎず適度な丸みや面のある造形、マット・光沢・メタリックを駆使した塗装。
しかも全身クリック関節内蔵で可動は優秀! 多少の慣れは必要ですが合体変形もスムーズ。
高価格ではありますが、手に取ってガチャガチャと遊べて高いなりに満足できるものだと思います。
個人的には今回アレンジデザインというのも良かったですね。
新しい解釈で誕生した、高レベルのガオガイガーロボ玩具でした。

 

最後にこの3体で!

タカラDX超人合体(1996年発売)、超合金魂(2015年発売)、そしてPOSE+(2021年発売)で並べてみました!
Twitterにアップロードしたら大好評でした。

 

まずはギャレオンから!
左からタカラDX超人合体です。
超人合体と超合金魂は時代の進化を感じますね。
超合金魂とPOSE+を並べるとPOSE+のアレンジがどういうものかわかりやすいと思います。

 

ガイガーで並べてみました!
POSE+が少し小さいものの、3体とも似た様な大きさ。

 

ステルスガオーを並べてみました!
タカラのステルスガオーは大きいです。

 

ライナーガオーを並べてみました!
DX超人合体が大きいですね、やっぱりPOSE+はどこかジェネシックマシンっぽさを感じるかな。

 

ドリルガオーを並べてみました!
こちらもPOSE+は有機的なジェネシックマシンを感じます。
超合金魂のメカニカルな感じもたまりませんね。
DX超人合体は色が足りてないので、コクピットウィンドウを塗装するだけでも変わると思います。

 

最後は3体でファイナルフュージョン!!

DX超人合体は頑丈で遊びやすく、腕のエンジンがスライドするギミックや、頭部ヘルメット、胸のタテガミ装着も再現された、素晴らしい玩具。
若干、色が足りてないので少し部分塗装するだけでもかなり変わる可能性もあります。

超合金魂は劇中に近く、変形も細部まで再現、重量もあり進化した玩具のガオガイガー決定版。

POSE+はガオガイガーをアレンジして、昔でいえば立体化前提じゃないOVAデザインみたいなものなのに、シンプルに変形合体を楽しめ、ハイディテールでめちゃくちゃ動く、まさに全く新しい解釈の最先端のガオガイガー。

そんな感じじゃないでしょうか。
月並みですが、どれも違ってどれもいいというのが感想です。

 

おまけでディバインディングドライバー3種並べてみました!
POSE+はどことなくEX合金ロボ師先生を思わせる感じ、とてもカッコいいです。
この中では当時物のタカラ版だけが、追加パーツなしで装着可能。

 

そして予約時は届いたらこの3体で並べようと思ってた3体!
AMAKUNI鬼神ジェネシックガオガイガー(2021年)。
こちらは非変形のアクションモデルですが、造形塗装がスゴイです。
並べるとPOSE+よりもひとまわり小さいです。
もう少し大きければ並べた感じはピッタリでしたね。

 

最後はうちにあるガオガイガーを並べてみました!
左からBRAVE合金Ver2.0(2009年)、超合金魂(2014年)、スーパーミニプラ(2017年)
スーパーロボット超合金(2011年)、DX超人合体(1997年)、壮絶合金(2000年かな…)
今は手元にありませんが、前はアクションフィギュアなども集めていましたね。
やはり大人気作品なのでコンスタントに立体物が発売され続けています。

 

AWAKEN STUDIO POSE+ METALシリーズ 勇者王ガオガイガーでした。

 

 

 

update2021-09-08