デュアルモデル 1/48 ダグラム
1981年発売 タカラ 定価4500円

1981年放送のアニメ「太陽の牙 ダグラム 全75話」に登場する、主人公が乗るコンバットアーマー。
リアルロボの現実感を取り入れた玩具シリーズ「デュアルモデル」より発売。
今でこそ玩具にリアリティを追求したものは沢山ありますが、1981年にこれだけ凄いものが発売していました。
パッケージの表記がほぼ英語というのもかなりの挑戦だと思います。
デュアルモデルはこの1/48スケールのダグラム他、1/72スケールのダグラムとソルティック、ブロックヘッドなどがラインナップ。
ちなみに「デュアル」とは外観と内部メカ両方を再現していることを指しているそうです。

 

パッケージ裏
ボックス全体はシボ加工されています。
よく考えるとタカトクトイスのバルキリーシリーズよりも前です。
管理ナンバーの部分だけ唯一日本語が表記があります。
確かに英語だけでは小売店の人達も困りますものね。

 

パッケージ 側面
こちらも見事に英語表記のみ。

 

箱の内側
高級感のある内側デザイン、ダグラムをイメージしたようなカラーですね。
内部にはダグラムのスペックが表記されています。
蓋はボタン留めでパチンと固定できます。
玩具の箱にボタンを使うという高級感というかお洒落感というか。
コーヒーと万年筆に書斎!みたいな大人っぽさがありますね。

 

取り扱い説明書
高級プラモデルのような説明書。

 

説明書内容1
詳細な塗装説明や改造例などが掲載。

 

説明書内容2
デザイナー大河原邦男先生の設定画や改造テクニックなどを掲載。
他にもネジ穴の埋め方やドライブラシなどの説明が描かれています。
積極的に改造して遊ぶことが推奨されていますね。

 

セット内容
DX玩具のような内ブタ仕様ではありませんが、フレームと装甲にわかれているので視覚的に楽しめます。
右側は2段構造で底部にも装甲が入ってます。

 

付属のデカール

 

 

インナーフレーム素体
ダイキャストとプラで構成する素体。
パイプやメカニカルなモールドが入り単なる素体ではなく巨大ロボットの内部構造をしっかり再現しています。
足にはスプリング式サスペンションギミックを内蔵。
このコダワリがデュアルモデルのデュアルを構成する1つ。

 

インナーフレーム フロントビュー

 

 

インナーフレームはかなり良く動きます。

 

足首の動きに連動してパイプが伸縮します。

 

装甲パーツ
※左腕の装甲のみ塗装済み、本来は右腕と同じプラ成型色です。

 

 

付属のパイロット クリン・カシム フィギュア
小さいながら非常に良く造形されています。
※写真のクリンは前のオーナーさんが塗装したもので、本来は無塗装です。小さいのにかなり頑張って塗装してあります!

 

一度腕を外し、胸のインナーアーマーを左右装着、腕を差し込みコクピットを被せます。

 

それぞれ手足にアーマーを装着。

 

胸部や腰にアーマーを装着。
お互いに凹凸ジョイントも使いつつパーツ同士が互いに噛み合うように装着します。
ポロポロ落ちずに楽しく装着できます。

 

操縦席にクリンを搭乗させます。

 

なんと新ダイアクロン隊員もピッタリ!
全然作品に関係ありませんが、もしや?と思ってみたので乗せてみました。
でも一応タカラ繋がりですね。

 

 

太陽の牙 ダグラム (Fang of the Sun Dougram)
攻守ともに高い能力を誇り、デロイア星独立運動の象徴的な存在となるコンバットアーマー。
武装は右腕にあるリニアガン、左拳のマシンガン、背中のターボザック付属するリニアカノン。
側頭部からはスモーク弾を発射。
初期装備では背中のターボザックとリニアカノンはありませんでした。
さらに番組後半では右頭部側面にバルカンポッドを追加装備、ヤクトダグラム形態となりました。

 

 

ダグラム ターボザック リニアガンなしバージョン
頭部、膝、カカトに配置されたフックがアクセントになっています。
DX玩具というよりはダイキャスト使用した完成品プラモデルの様ですね。
内部フレームに装甲を装着することでリアルロボとして現実感が増しています。

 

ダグラム ちょい斜め上からリアビュー

 

ダグラム フロントビュー

 

ダグラム バストアップ

 

ギミック1
ギミックというほどではありませんが、コクピットにクリアパーツが使われているのでクリンが見えます。
まさにリアルロボットらしい仕様。

 

 

ギミック2
背中のリニアカノンが可動します。
こちらもギミックというほどではありませんね。

 

 

ダグラム アクション!
基本構造はインナーフレームと同様ですが、アーマーを装着することで若干可動範囲は制限されてしまいます。
とはいえ、当時のプラモデルと同じくらい可動するので玩具としては優秀。

 

ダグラム アンダービュー
コンバットアーマーの重量感が出ていますね。

 

バンダイのHI-METAL Rと並べてみました!
HI-METAL R版は徹底した可動と繊細な造形、タンポ印刷で表現されたマーキングなどが見所です。(2017年発売)
デュアルモデルとは違い装甲の着脱で遊ぶものではありませんが、最新の玩具として並べてみました。
完成品としては他にも2006年リボルテックシリーズのスタメンとしてダグラムは発売されましたね。
プラモデルなら近年MaxFactoryさんのCOMBAT ARMORSというシリーズでもダグラムメカが展開されています。

 

リニアガンとターボザック装備で並べてみました!
装備前と装備後であまり違いはありませんね。
デュアルモデルのマッシブで分厚いソールが当時ものっぽくて好きです。

 

HI-METAL Rと並べてリアビュー
後ろ姿重要です!

 

最後はポーズをつけて並べてみました!
HI-METAL Rは可動範囲が本当に凄いです、しかしながらデュアルモデルもこの固い感じが割と劇中イメージに近いと思います。

 

タカラ デュアルモデル 1/48 ダグラムでした。

 

 

original post from funtotoy2012/10/21
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