MODEROID バルディオス GOOD SMAILE COMPANY
2021年3月発売 定価7800円
MODEROIDシリーズに新たな息吹、バルディオス登場!
1980年放送のアニメ「宇宙戦士バルディオス 全31話」に登場する主役ロボBALDIOSが最新のプラモデルMODEROIDで復活!
差し替えながら合体変形が可能で一部塗装済みの色分けキット。
付属のシールを使用すれば、そのままでも設定に近い仕上がりになります。
組立にはニッパー、デザインナイフの使用を推奨。
接着剤不要のスナップフィットですが、一部接着するとより遊び易くなります。
パッケージではメタリックっぽいカラーですが、実際はマットでアニメに近いカラーです。
80年代に発売した野村トーイの合金玩具「戦闘合体バルディオス」は↓↓↓
説明書&変形解説書
組立説明書と変形解説書の2枚封入。組立の方はカラーで部品構成がわかりやすくて助かります。
他にもシールが付属。
説明書内にはメカデザインをされた佐藤元先生のイラストもあって和みます。
遊び心満載で気合の入った説明書です。
プラモ素人の僕で、組立の所要時間はだいたい3時間ぐらい。
そんなに難しい場所もなくサクサク組み上がりました。
本体以外のパーツはこんな感じです
以下は全て、無塗装・無加工・シールを使用した組立後の画像になります。
パルサバーン (Palsaburn / Pulser Burn)
主人公マリン・レイガンが搭乗する高性能戦闘機。バルディオスの上半身を構成。
バルディオスのメカの中では劇中再現が最も難しい機体です。
頭部や腕を含む為、プロポーションがずんぐりむっくりになってしまうのは仕方ない部分ですね。
形状重視パーツを装着!
装着するとボディの隙間を埋めることができます。
さらに水色のカバーパーツも、ピンが噛み合い位置を安定させることができます。
カバーだけでなく強度アップにもなるとこがいいですね。
「パルサーバーン発進!!」
バルディプライズ (Baldiprise / Baldi Prize )
ジャック・オリバーが搭乗する原子力空母。バルディオスの右足を構成。
左右非対称かつ、不思議な形状が魅力の戦闘機。
アザーサイドビュー
側面のバルディミサイル発射口を引き出すことができます。
底部はスラスターモールドが入っています。
ミサイルハッチ展開パーツを装着!!
80年代に野村トーイから発売された戦闘合体では側面に収納されていました。
さすがにここは差し替えが正解だと思います。
「バルディープライズ発進!!」
キャタレンジャー (Cataranger)
北斗雷太が搭乗する戦車。バルディオスの左足を構成。
バルディプライズとは全く形状が違うのがユニークです。
側面からはバルディミサイル発射口を展開可能。
アザーサイドビュー
形状優先パーツを装着しないとやや寂しい印象ではあります。
形状優先パーツを装着!
底面のベースパーツはクローラーを収納し、前後回転させます。
キャタレンジャー形状優先パーツ装着状態!
3機で一番大きなパーツを装着するだけあってイメージは大きく変わります。
接合部がややタイトなので少しヤスリがけするといいかも。
アザーサイドビュー
グレーの部分が少しのっぺりしてしまうので、少し墨入れすると栄えがよくなりそうですね。
砲身は未塗装です。
「キャタレンジャアー発進!!」
そしてシークレットギミック!
劇場版終盤に登場したバルディオスから分離したバルディプライズとキャタレンジャーの合体形態。
YoutubeのGOODSMAILE CHANNEL「メカスマ生放送」(21年1月9日放送分)にてプロデューサー田中氏から明かされた説明書にないギミック!
ちなみにギミックの発案はメカロボットデザイナーやまだたかひろ氏とのこと。
両メカの側面を合わせたシンプルな機構ですが、素晴らしいこだわりですね。
「バルディオス チャージアップ!!」
パルサバーンの変形
変形1
形状優先パーツを外し、機首を上げ、股間ジョイントを開き、水色のカバーを開きます。
変形2
尾翼を閉じ、主翼を分割・回転させ上下に収納します。
この主翼の分割方法は凄いです!
変形3
脇腹ごと腕を引き出します。
差し替えなしで見事に形状が変化!!
回転させたり引き出したりグニョグニョ変形させるのが、いい意味で80年代メカらしくワクワクします。
バルディプライズの変形
変形1
ミサイルパーツを外し、ウイングを前後に分割、それぞれ収納します。
細いウイングなので分割線が目立ちにくいし、それぞれ収納するのでしっかりスペース確保できて素晴らしいアイデア。
変形2
底部を折りたたみます、パタパタ変形♪
変形3
底部ブロックを外します。
あくまで劇中変形に似せた手順です。
先に底部ブロックを外した方が、ウイング収納や折り曲げは楽です。
変形4
取り外した底部ブロックを差し込みます。
キャタレンジャーの変形
変形1
形状優先パーツを外し、クローラーを内側に収納、底部を折り曲げます。パタパタ変形♪
底部ブロックを外します。
変形2
さらにサイドブロックもジョイントを外し、折り曲げます。パタパタ変形♪
そして底部ブロックを先端に装着。
完成!
変形5
さらに底部ブロックを取り外し、合体させます。
※それぞれ底部ブロックは最初からバルディプライズ・キャタレンジャーから取り外してしまっても問題ありません。
変形6
合体させた底部ブロックのジョイントに左右の足を差し込みます。
変形7
パルサバーンの後部カバー(ショルダーアーマー)を開き、足ユニットを差し込みます。
変形8
足ユニットを差し込むと、頭部が押し出されて出現!ここ凄い!
ユニットを奥まで入れたら股間節を閉じロックをします。
ここのロック機構もバルディオスの変形合体において、とても優れている場所です。
簡単にカチっとロック出来てしっかりと保持します。
変形9
二の腕を伸ばし、拳を出し、つま先を曲げて完成!
バルディオス (BALDIOS)
地球の兵器では唯一亜空間移動のできる大型ロボ。
若干の付け替え変形はあるものの、シンプルかつ大胆な変形で見事にロボが完成!
しかもこの状態で形状優先パーツは未装着、これは凄いと思います。
腰後ろにはスタンド接続用の穴があります。
プラモデルなので合体変形には多少の注意は必要ですが、かといって過度に繊細でもないのが嬉しいところ。
バルディオス アクション!!
この状態でもそこそこ動きます。
可動部は
首:ボールジョイント+上下伸縮
腕:スイング+回転、二の腕ロール、肘、拳ボールジョイント
足:足の付け根、前後左右ロール、膝、足首が前後左右
形状優先パーツを装着!
形状優先パーツは
- 長いアンテナの角
- 大型拳
- 可動向上股関節パーツ
- 大型足首
これだけです。
形状優先パーツを装着したバルディオス!
大型の拳や足首は劇中に近いスタイルになります。
ただし細かいバランス(重要ではあります)が変わるだけで劇的に変化はしません。
逆に言うと、形状優先パーツを装着しないでも十分なスタイルというのが凄過ぎますね。
バルディオス フロントビュー
どっしりと素晴らしいプロポーション!
プラモデルなので塗装して楽しむのはもちろんですが、そのままでも玩具らしい感じで好きですね。
バルディオス バストアップ
特徴的な頭部造形や胸レリーフの細かい部分など見事に立体化されております。
特に胸はシールではなく成形色というのもいいですね。
玩具が好きな人にはたまらない部分だと思います、僕はたまらないです😊
そして気になる顔などの細かい部分は塗装済みなので、塗装が苦手な人でも安心して組めます。
アンダービュー
めちゃくちゃカッコいいです!
昔憧れていた80年代ロボの設定書を見ているみたいなプロポーションと造形。
腕や足が少し丸く厚みがあるのも最高。
さらにアゴを引いた状態!
アゴを上げた状態とあんまり変わりませんが…どちらもカッコいいので掲載!
ちなみに設定画だとバルディオスはアゴを引いてることが多いですね。
ちなみにカッコ良くアゴを引けるのは、首がボールジョイント+上下伸縮できる構造だからです。
こういうところも凄く気を使ってるのがいいですね。
グッとヒロイックなポーズ
首を軽く傾げることができるのも優秀な首可動のおかげです。
可動向上股関節パーツを装着したので、(写真はあまり開いてませんが汗)さらに足が大きく開きます。
しかも左右独立してそれぞれ引き出すことも可能に。
欲を言えば、少し開いたハンドも欲しかったところです。
飛行ポーズ!
オープニングシーンっぽい感じで。
思わず「明日を救え」とOPソングを歌いたくなる感じです。
ショルダーキャノン展開!
肩のシャッターパーツを外しキャノンパーツを装着。
キャノンは上下に可動します。
バルディミサイル!
足側面のバルディミサイルを展開。
パルサーベルとバルディガード!
拳を武器保持タイプに交換し、サーベルとシールドを持たせます。
シールドの裏側には余剰パーツのアンテナを装着できます!
他のMODEROIDでもありましたが、こういう小さな所に配慮してくるのが嬉しいですね。
サーベルとシールドでアクション!
80sロボっぽいポージングをしてみました…。
パルサーベル2刀流!!
2本付属するので両手に持たせることもできます。
最後にBRAVE合金(アニメカラー)、群雄 動と並べてみました!
限定BRAVE合金はアニメカラーという名前ですが、どちらかというとスタイルもカラーも旧バンダイ・プラモデルに近いです。(2008年発売)
群雄 動は非変形のアクションフィギュアやはり色は明るめ。(2008年発売)
カラーリングも造形も一番イメージに近いのはMODEROIDですね。
サイズはBRAVE合金とMODEROIDは近いものがあります。
パルサバーンで並べてみました!
左がBRAVE合金です。
BRAVE合金の方がスマートさでは軍配が上がりますが、腕の変形が独自解釈となっています。
さらに胴体の隙間が埋められているのはいいのですが、腰パーツが固定できずプラプラします。
その点MODEROIDはプロポーションが丸っこいですが、カッチリしています。
バルディプライズで並べてみました!
左のBRAVE合金は完全変形ですが、繊細な構造だったり、スタイルやカラーリングには厳しいものがあります。
しかしながらウイングのパタパタ変形は見所。
キャタレンジャーで並べてみました!
BRAVE合金も形状優先パーツを装着。しかしクローラーが大き過ぎます。
サイズが小さいながら砲塔を完全収納してしまう変形は凄いですね。
理想の形状ならMODEROIDに軍配があがります。
最後は3体でパルサーベル!
現時点ではMODEROIDがバルディオスの決定版だと個人的には思います。
最後にあおりバストアップ連発!全部カッコ良くて1枚に選べませんでした…。
グッドスマイルカンパニー MODEROID バルディオスでした。
update2021-04-14