GB-37 超合金クリスタルカット
黄金戦士ゴールドライタン復刻版 バンダイ
2007年発売 定価4900円
(オリジナル版 1981年発売 定価3500円 ポピー)

 

超合金ゴールドライタン パッケージ
アニメ「黄金戦士 ゴールドライタン 1981~1982年放送・全52話」に登場するライター軍団のリーダーロボ。

こちらはドラえもん1979に続き、2006年、2007年に発売された復刻版です。

復刻版は2重パッケージ(写真なし)になっており中には忠実に復刻された箱(写真)が入っています。
箱までゴールドを意識した高級なデザインで「キューブ&ロボ」というキャッチコピーも秀逸。

当時定価は3500円!サイズから考えると割高感がありますが、そこには様々なチャレンジがあった為です。

 

超合金ゴールドライタン 内箱
内箱は赤いビロードのような、手触りの良い装飾がされた箱です。(すみません、加工名があったハズなのですが思い出せず…)
通常の超合金なら発砲スチロールの内箱に入っているのが常ですが、ゴールドライタンシリーズは、この様な豪華な装飾使用の内箱です。
内箱まで徹底した高級感を演出しているのがわかります。(こういうケースって高級なお酒とか装飾品に使われてましたよね)

そして復刻版でもこの内箱は忠実に再現されました。凄い!

 

超合金ゴールドライタン 付属
ミサイル6発、パンチ4個

 

 

超合金ゴールドライタン(ライター形態)
車や飛行機などのメカではなく、ほぼ1/1の「高級ライター」から変形という斬新な超合金。
超合金の父ともいえるデザイナー村上克司氏のアイデアが原点。

 

キラキラのクリスタルカット
パッケージでもアピールされている「クリスタルカット」とは、ダイヤモンド刃を使い面を作りだす加工技術のことです。

主に高級ライターなどに使用される装飾で一度成形したダイキャストへ更に一手間加えるためコストがかかるそう。
この技術を玩具に使い本物の高級ライターと同じ質感を実現!

ゴールドの色も本物の高級感を追求するためにメッキではなく金張りを使用したそうです。
とにかく子供の玩具だからこそ、手を抜かずに本物の質感を伝えたいという凄いコダワリ。

今回の復刻版も全く同じに見えるのでこの加工をしたのでしょうね。非常に美しいです。

 

ロボモードに変形!
劇中では「レインボーロード」を通過し、ライターサイズから巨大化して変形しました。
変形は上下別々のパネルを開いて手と頭部、足を出します。

 

 

GB-37 超合金 ゴールドライタン (Chogokin Gold Lightan)
地球侵略を企てるイバルタ大王を追ってやってきたメカ次元の戦士。

変形は非常にシンプルですが、手になじむサイズでクリスタルカットの触り心地との調和が素晴らしく、何度でも遊びたくなります。
とくに足の部分は本物のライターを開けるときと同じ様な感触が味わえる徹底ぶり。

いつもの超合金の「カチャン」ではなくZIPPOなどの「ギシュッ」とした音と感触を楽しめます。

 

ロボット形態でも美しいクリスタルカット
DX超合金の変形合体やギミック面でのゴージャス感ではなく、見た目の美しさや感触にゴージャス感を出した大人仕様。
そして頭部まで四角いデザインもインパクト大でした。

サイズはスタンダードサイズの超合金。
どんどんと大きく複雑になっていった当時のDX超合金の流れに逆らいポケットに入るヒーローへ原点回帰したともいえます。

 

超合金ゴールドライタン ギミック!
ボタンを押してパンチを発射できます。

 

 

 

「メカ道一直線!」
まえだれの内側にはミサイル発射装置がついています。(ミサイルは装着したままでも変形可能です。)

 

 

超合金ゴールドライタン復刻版とオリジナル版で比較!
左は復刻版、右は1981年のオリジナル版。
オリジナルはかなり遊び倒し、経年もあるのでくすんでます。

ちなみに子供のときクリスタルカットを舌で舐めてたりもしました(笑)、なので余計にくすんでるかも。
何故かは自分でも覚えていませんが、おそらく手にもった感触がよかったから舌でも味わいたかったのだと思います…。
ピリっと金属の変な味がした記憶が…、子供のすることは予想外ですよね。

実は金貼りをする際、毒性のある薬品を使うそうなんですが、やはり子供が舐めるのを想定してゴールドライタンは念入りに洗浄されてたそうです。
ここにもコストがかかっています。そして僕も見事にその恩恵を受けています(笑)。

 

 

クリスタルカット比較!
形状の違いは確認できません。
ちなみにオリジナル版製造時は、クリスタルカットや金貼り加工に専門の技術屋さんから仏具屋さんまで総動員して生産されたそうです。
復刻版はMADE IN CHINAですが製造工程はどうだったのでしょうか。

 

 

ロボ形態比較!
腕のモールドが多少違うくらいで全体はほぼ同じです。
パンチやミサイルも復刻版から流用することができます。

 

 

内部の比較!
ネジのウケ部分や、ミサイル発射基部のモールドなどに若干の違いがあります。
オリジナルの内部はゴールド塗装ですが、復刻版はメッキです。
板バネが肩や頭部の接続部分に入っており本物のライター同様の構造部分も同じです。

 

2006年発売のGX-32 超合金魂 ゴールドライタン (Soul of Chogokin Gold Lightan)と並べてみました!
右が魂版です。
サイズや質感はほぼ同じです。

 

ロボ形態で並べてみました!
超合金魂は18金メッキコートで全身がキラキラ!
さらに2018年、リペイント版として24金メッキコートバージョンも発売されました。

 

GB-37 超合金 クリスタルカット ゴールドライタン(復刻版)でした。

 

 

original post from funtotoy2015/05/16
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