超力合体 DX オーレンジャーロボ バンダイ
1995年発売 定価7980円

戦隊ロボ 第17弾、ヘッドチェンジシステムを組み込んだ1粒で5度美味しい1号ロボ!
ジェットイカロス、大獣神、大連王、無敵将軍と続いてたネーミングが1度原点に戻り〇〇ロボへ回帰しました。
神的なフォルムを残しながら、堅実で新しい5体合体と新たに考案されたヘッドチェンジギミックを搭載。
モチーフの個性を出すことに特化したロボとなりました。

パッケージには前期・後期のバリエーションが存在。こちらは前期版になります。
後期版はパッケージ正面の写真やレイアウトが変更になりました。
本体や付属品については変更はないようです。

 

 

パッケージ左右
DXロボの証明、ハンドルつき。

 

パッケージ 天面・底面
ヘッドチェンジシステムの紹介が出ています。

 

オーレンジャーロボ 内ブタ
それぞれのメカを囲う枠が色分けされていて視覚的に楽しいですね。
後期版パッケージは内ブタのデザインも変更され、枠の色は全てオレンジ(ゴールド?)で統一されています。

 

オーレンジャーロボ 付属品
説明書とシールです。
スーパークラウンソードは剣とガードが別々になっているので組立が必要です。

 

 

スカイフェニックス (Sky Phoenix)
オーレッドが操縦する飛行機型・超力モビル。モチーフは名前のとおり不死鳥フェニックス。
劇中に登場する6億年前の超古代文明ピラミッドに描かれたフェニックスを模しています。
オーレンジャーロボの頭部と背中を構成。
主な攻撃はクチバシ付近から発するビーム光線。
オーレッドが直接機体の上部に立ち戦ったこともあります。
自動操縦も可能で、オーレッドの要請により必殺武器「ジャイアントシューター(ジャイアントローラー)」を投下。

 

スカイフェニックス サイドビュー
残念ながら、前足を後ろに向けることができないので劇中の飛行ポーズは再現できず。
ウイングヘッドのヘルメットは尾翼底部に配置、デザインに溶け込んでいて凄くいい感じですね。
足首爪部分は回転します、そして何故かスプリングが入っていて若干伸縮します、何かギミックがオミットされた跡なのでしょうか。

 

スカイフェニックス 頭部造形
鳥の顔とキャノピーが造形されていて、どことなくライブマン・ジェットファルコンやジェットマン・ジェットホークを彷彿とさせます。

 

スカイフェニックス トップビュー
主翼が可動します。
古代文明などから連想すると、ナスカの地上絵の鳥とかもデザインイメージには入ってそうです…。

 

 


 

 

グランタウラス (Gran Taurus)
オーグリーンが操縦する牛型・超力モビル。オーレンジャーロボの腰を構成。
モチーフはずばり猛牛ですね。
劇中に出てくる6億年前の超古代文明神殿に造形された牛のレリーフがイメージ。
古代遺跡ものによく登場する牛の怪物、ミノタウロスも入ってそうです。
主な攻撃は角を使った体当たり「タウラスアタック」と角から発するビーム「タウラスビーム」。

 

グランタウラス サイドビュー
可動部はありませんが、一体成型の足首は細かく造形されています。
ジュウレンジャー・ジュウマンモスやカクレンジャー・ゴッドクマードのようなスタイル。

 

グランタウラス 頭部造形
鋭い目と角で結構怖い顔をしています。

 

 


 

 

ダッシュレオン (Dash Leon)
オーブルーが操縦するライオン型・超力モビル。オーレンジャーロボの胸と腕を構成。
劇中に登場する6億年前の超古代文明スフィンクスそのものがイメージ。
なんといってもゴージャスな金メッキでギラギラしたボディがインパクト大です。
攻撃は頭部から発するビーム「レオンショット」と牙で噛みつく「レオンクラッシュ」。

 

ダッシュレオン サイドビュー
ライブマン・ランドライオンに近い動物らしいフォルムです。

 

ダッシュレオン 頭部造形
金メッキ部分はもちろん、複雑な目の周りなど造形も素晴らしいです。
口は開閉可能。

 

 


 

 

ドグランダー (Dogu Rander)
オーイエローが操縦する土偶戦車型・超力モビル。オーレンジャーロボの左足を構成。
劇中にある6億年前の超古代文明の遮光器土偶がモチーフ。
古代のものといえば、子供にもすぐにわかる土偶はまさにうってつけのモチーフですね。
武器は上部砲台の「ドグバルカン」と側面の砲台から放つ「ドグバズーカ」。

 

ドグランダー サイドビュー
後部には大型の車輪がついています。
こういうのはテンションが上がりますね。
上部のドグバルカンや中部のドグバズーカは角度を変えることができます。
車輪を使ったコロ走行も可能。

 

ドグランダー 正面
あえてドグバズーカの向きを下げて腕にみたて、土偶のようなスタイルにしてみました。
土偶らしさがアップしました。

 

 


 

 

モアローダー (Moa Loader)
オーピンクが操縦するモアイ戦車型超力モビル。オーレンジャーロボの右足を構成。
劇中にある6億年前の超古代文明モアイそのものがモチーフ。
古代遺跡やゲームなどでは子供に馴染深いし、イエローの土偶を合わせて凄く楽しいモチーフだと思います。
武器は天部にある巨大な「モアキャノン」と側面の「モアミサイル」。

 

モアローダー サイドビュー
基本構造はドグランダーと共通なため、底部には車輪がついていてコロ走行ができます。

 

モアローダー 正面
モアイを戦隊ロボのメカデザインにするという発想が本当に凄いと思います。
メカニカルな造形をいれつつも、ちゃんとモアイの顔になっていてやや愛敬があるのも素晴らしい。
特に窪んで奥まったスペースに傾斜をつけ、ちゃんとホリの深いモアイの目を再現しているのが凄過ぎです。

 

 


 

チャリオットフォーメーション!

ドグランダー、モアローダーのギミック
ドグランダー、モアローダーのフロントパネルを開き、鎖を出します。
※余談ですが、パワーレンジャーのメガゾードではコストの関係か金色の紐になっていました。

 

チャリオットフォーメーション完成!
それぞれグランタウラス、ダッシュレオンにとりつけて完成。
劇中ではそれぞれ牽引する、この状態で出撃・移動をしました。

 

チェーン詳細
本物のスチール製のチェーンにメッキ加工がされていて、重くジャラジャラしています。
チェーンを留めるパーツもスチール製のピンを使い本物感を演出されています。

 

グランタウラスとドグランダーでタウランダー形態!

 

ダッシュレオンとモアローダーでレオローダー形態!
一応メカ玩具なのに鎖で牽引するという古代らしいアイデアも凄くいいです。

 

 

出動超力モビル!

 


 

「いくぞみんな!ストレイジクリスタル・超力合体!!」
劇中オーレッドが、それぞれにボトムモード・ミドルモード・アームモード・ヘッドモードと指令を出します。

 

ドグランダー、モアローダーの変形1(ボトムモード)
ハッチを開け、鎖を収納し、上部キャノンを外します。
側面のドグバズーカとモアミサイルを収納。
※戻すときは後部のボタンを押すと飛び出すスプリングギミックを内蔵しています、とても楽しいギミックです。

 

ドグランダー、モアローダーの変形2
天部のパネルを開き後部へ、底面からストッパーを出します。

 

グランタウラスの変形1(ミドルモード)
尻尾を収納します。

 

 

グランタウラスの変形2
後部の黄色い解除レバーを押しながら、胴体を縮めます。
グランタウラスの前足と後足が合体してふとももになる部分が凄く良いですね。

 

ダッシュレオンの変形1(アームモード)
後部を開き、尻尾を上げます。
ヘルメットを取り外します。
ダッシュレオンのヘルメット取り付け位置も秀逸ですね。

 

ダッシュレオンの変形2
腕を開き、後ろ足を整え腕にします。
前足は後ろへ収納、頭部部分はユニットごと下げます。

 

スカイフェニックスの変形(ヘッドモード)
ヘルメットを外し、背中ハッチを開きます。
頭部を出し、前足を前方へ、羽を収納します。

 

ダッシュレオンとグランタウラスの合体!

ダッシュレオンの凸ジョイントをグランタウラスに差し込みます。
スプリング機構でしっかりロック。

 

モアローダー、ドグランダーの合体
グランタウラスのつま先からドグランダー・モアローダーに差し込みテコのようにガッチリとはめ込みます。
この合体方法は初です、けっこうガッチリハマります。

 

ボディが完成!

 

スカイフェニックスが合体!

 

ヘルメット装着!

 

玩具的合体図!

 

 

超力合体 DX オーレンジャーロボ (OhRanger Robo)
アニマルモチーフ3体と戦車2台の超力モビルが5体合体した姿。
太く大きな足、横に張り出した肩アーマー、拳には爪、胸にはスフィンクス、腰には角牛、頭部はヘルメットに大きな羽。
各メカのモチーフを前面に押し出した、攻撃的かつインパクトのあるデザイン。
カラーリングも金メッキが目立ちますが、手足のブルーも効いてます。
合体完成のコールは「オーレンジャーロボ、オーレ!」

 

オーレンジャーロボ フロントビュー
古代文明という神秘的なモチーフから神々しさも感じます。
胸ライオンならぬ胸スフィンクスロボ!
大きさは約29㎝。
ジュウレンジャー・大獣神からの新スタンダードサイズです。

 

 

オーレンジャーロボ アクション!
可動は腕のみですが、肩、二の腕ロール、肘、手首ロールと良く動きます。

 

オーレンジャーロボ アンダービュー
マッシブなので重厚感があります。
パワーレンジャーではパワーレンジャー・ジオシリーズで登場、名称はZeomegazord(ジオメガゾード)。

 

そしてオーレンジャーロボの要のギミック、ヘッドチェンジシステム!
ユニークな形状の5種類のヘルメットを自在に交換して遊べる素敵なギミック。

 

オーレンジャーロボ・ベースヘッド状態
一度ヘルメットパーツを全て取り外した状態です。
劇中にもこの姿は登場しますが、このまま戦闘することはありませんでした。
※劇中では腰のタウラスは装着した状態です。

 

ベースヘッド 頭部造形
ヘルメットを装着する関係で頭部は小さめに造形されています。
顔はツインアイで鼻と口のあるタイプ、目が細いのでキリっとした印象です。
額はヘルメットを装着するので普段は見えない場所ですが、シールで装飾されています。

 

ベースヘッド 頭部造形2

 

オーレンジャーロボ ウイングヘッド (OhrangerRobo WingHead)
オーレンジャーロボの基本形態。
オーレッドが中心となって操縦しています。
他のヘッドから戻す時は「ウイングヘッドチェンジ」のコールをします。

 

ウイングヘッド 頭部造形
額にはオーレンジャー特有の超古代文明を表現したレリーフが入っています。

 

ウイングヘッド 頭部造形2
羽のような大きな耳が特徴的ですね、過去の戦隊ロボではここまで大きい羽は初です。
古代神話に出てくる戦士が被ってそうなヘルメット形状。天空の戦士的な感じ。

 

ウイングヘッド アクション!
前述のとおり、オーレンジャーロボの基本形態です。
ウイングヘッドらしく背中の羽を展開してみました。(しかも、どこにも干渉せずちゃんと開きます!)

 

ウイングヘッド リアビュー
劇中では羽を広げませんが、ウイングヘッドという名前ともマッチしていて個人的には気に入ってます。

 

ウイングヘッド アンダービュー

 


 

オーレンジャーロボ ホーンヘッド (OhrangerRobo HornHead)
「ホーンヘッド・チェンジ」のコールでグランタウラスの頭部を装着した、見た目的にも攻撃的な姿のモード。
オーグリーンがコクピットの中心に座り操縦。

 

ホーンヘッド 頭部造形
グランタウラスの頭部を裏返して装着、見事なゴーグル顔になるのがたまりません。

 

ホーンヘッド 頭部造形2
ここまでハッキリと動物的な角を持つデザインは戦隊ロボ初です。

 

ホーンヘッド アクション!
特殊攻撃は頭部の角を突き出してアタックする「タウラスダイブ」と角から放つ電撃「超力タウラスサンダー」。

 

ホーンヘッド アンダービュー

 


 

オーレンジャーロボ グラビトンヘッド (OhrangerRobo GravitonHead)
「グラビトンヘッド・チェンジ」のコールでダッシュレオンのタテガミを装着した、神秘度の高いモード。
オーブルーがコクピットの中心に座り操縦。

 

グラビトンヘッド 頭部造形
ベースヘッドの顔を活かしたヘルメットでピラミッド風の三角形デザインが効いています。
ダッシュレオンのものなので胸スフィンクスとの相性も良いですね。

 

グラビトンヘッド 頭部造形2
頭部横にあるネジまでちゃんとゴールドになっているのが細かいですね。

 

グラビトンヘッド アクション!
特殊攻撃は額から放つ光線でマシン獣を自在に浮かせる「超力レオンビーム」とツメのついた拳で殴る「レオンパンチ」。

 

グラビトンヘッド アンダービュー

 


 

オーレンジャーロボ バルカンヘッド (OhrangerRobo VulcanHead)
「バルカン・チェンジ」のコールでドグランダーの上部を装着した、2つの砲台を頭部にもつモード。
オーイエローがコクピットの中心に座り操縦。

 

バルカンヘッド 頭部造形
ホーンヘッドのようにゴーグルタイプの外見に変化。
シールで再現されたスリットが2つあり、どことなく土偶っぽい感じになっています。
頭部の砲台は可動します。

 

バルカンヘッド 頭部造形2
頭部には隙間がありベースヘッドが見えているのもいいですね。
しっかりと他のヘッドと差別化されています。

 

バルカンヘッド アクション
特殊攻撃は左右の砲台から放つ「超力ドグバルカン」と強力なジャンプキックをする「ドグスカイキック」。
また砲台から逆噴射して太陽から脱出する場面もありました。

 

バルカンヘッド アンダービュー

 


 

オーレンジャーロボ キャノンヘッド
「キャノン・チェンジ」のコールでモアローダーの巨大砲台を装着した、ユニークな形状のモード。
オーピンクがコクピットの中心に座り操縦。

 

キャノンヘッド 頭部造形
巨大なキャノンがそのまま頭部についてるのが非常に面白いです。
目はホーンやバルカンヘッドのようにゴーグルタイプですが、オーピンクに近いゴーグル形状。
奥まったところから口が見えてるがパワーアップ感があっていい感じです。

 

キャノンヘッド 頭部造形2
ヘッドの中では1番巨大でもっとも個性的なスタイル。

 

キャノンヘッド アクション!
特殊攻撃はその巨大なキャノンから放つ「超力モアキャノン」と体を回転させて風を起こす「モアトルネード」。

 

キャノンヘッド アンダービュー

 


 

全ヘッドを装着!
玩具オリジナルで全てのヘッドパーツはオーレンジャーロボの全身にストックすることができます。
※ホーンヘッドはデフォルトのフロントアーマーに装着しています。
ヘッドチェンジで遊んでいても、部品を余らせず遊ぶことができます。
これだけでもワクワクするビジュアル。

 

スーパークラウンソード
ウイングヘッド状態でオーレッドが「スーパークラウンソード」とコールすると額のレリーフが光り手に持っている剣。

 

スーパークラウンソードを装備!
金と銀、2色メッキの豪華な仕様のソードですが、残念ながら戦隊ロボのメッキ剣はPL法施行によりこれが最後となりました。
とはいえ、このスーパークラウンソードもこれまでの戦隊ロボ剣の中では、丸く厚みがありやや短めの形状となっています。

※PL法とは「製造物責任法」のことで、消費者が製造物によって怪我をした場合、製造者が賠償責任を負うということです、間違ってたらすみません…
この法律によって、安全基準を自主的に厳しくする意識が高まった、ということだと認識しています。

 

 

「クラウンファイナルクラッシュ!!」
スーパークラウンソードで放つオーレンジャーロボの必殺斬り。
腕が動くので必殺斬りポーズがきまります。

 

前年の1号ロボ 無敵将軍と並べてみました!
サイズはだいたい同じ感じですが、オーレンジャーロボの方がよりマッシブになってます。

 

ヘッドチェンジで5つの戦い方ができる!1体で5つの個性が楽しめる新たな1号ロボ!
超力戦隊オーレンジャー  バンダイ 超力合体DXオーレンジャーロボでした。

 

 

update2021-05-26

 

 

 

 

「NEXT オーレンジャーメカへGO!!」

DX レッドパンチャー (Red Puncher) レビュー