メタルジャックシャドージャックアーマー (Shadow Jack Armor) タカラレビュー

機甲警察(アーマードポリス)シリーズ
シャドージャックアーマータカラ
1991年発売　定価3500円

アーマードポリスシリーズ第4弾は謎のジャックアーマーシャドー！

パッケージ裏
素性がわからない為、キャラクター解説も一切伏せられています。
途中から登場するキャラクターですが、アニメのエンディング映像では1話から後ろ姿が描写されていました。

パッケージ　天面・底面

パッケージ　左右

収納図

シャドージャック・ジャックスーツ (Shadow Jack JackSuit)
素性について一切不明のジャックスーツ。
ケン達からはシャドーと呼ばれるが、回想でディノという名前が判明。
記憶を失っており、たびたび起るフラッシュバックに苦悩する。
某国の軍事機密として扱われ、実戦テストに向けた輸送中に逃走(暴走？)を図る。

コードネームは「B-9」。
コードネームの由来はBプロジェクトに参加する被験体9人の9番目から。

ちなみにBプロジェクト(BlackProject)とは、某国と日本の宇宙用サイボーグ開発プロジェクトのこと。
実態は某国によって軍事目的に変更され、人体の兵器化という恐ろしい実験にすり替わる。

フロントビュー
サイズはシリーズ共通の約14.5㎝。
ちなみにディノの私服はハットにジャケットというカウボーイスタイル。
携帯しているハーモニカを吹く癖があります。
※太ももの黒いラインはシールでしたが、膝と擦れすぐに剥がれるため、一部塗装しちゃってます…

バストアップ
黒いスーツに赤いバイザーが映えます。
劇中は他のジャックスーツと違い頭髪は露出せず。
ちなみにシャドーのヘルメットは恐怖心や迷いを失くすマインドプロテクト(洗脳)する機能もありました。

シャドージャック　アクション！

可動範囲は
首：上下スイング。
腕：前後回転、前腕ロール、肘2重関節。
足：前後左右にスイング、膝ロール、足首前後にスイング。

レッドと全く同じです。

「スーツ・アップ！」

影のあるキャラかつ機甲警察ではない為、スーツアップと派手にコールはせず。

悲しみの影を背負う悲劇の戦士！
劇中では何かに特化したような能力のある描写はありませんでした。
ですが、元々宇宙開発に志願する若者だったので基礎的な身体能力は高かったのではないかと推測できます。

ボルター (Bolter)
メタルジャック唯一のロボット型サポートメカ。
自立思考しシャドーを守るガードロボットとして活躍。
音声回路はもっていないのでしゃべることはありませんでした。
開発されたのはジャックアーマーよりも前なので深読みすると、自立思考はレッドジャックのランダーに応用されたのかなとも思いますね。

フロントビュー
黄色い建機カラーが工業ロボっぽくてカッコ良いですね。

バストアップ
バイザー型のアイカメラの中心には十字の照準器のような造形があります。

ボルタ―アクション！

可動範囲は
首：左右にロール。
腕：上腕、肘、手首。
足：前後左右にスイング、膝。

変形の都合もあり結構可動します。
劇中ではホバー走行で移動していました。

アンダービュー
リアルロボよりのデザインをカッコ良く玩具で再現してると思います。
さすがタカラのロボ玩具！と思わされますね。

武器を装備！

シューティング！

ボルタ―とシャドー！
ゴーレムのようにシャドーをひたすら守る姿が印象的でした。
頼れる寡黙なバディという感じ。

「ジャック・オン！」
劇中では無言か「フン！」と気合を入れてジャックオンしていましたが、コールも数回しています。

ボルタ―の変形1
両脚部をジョイントから外します。

ボルタ―の変形2
ボルタ―の腕を上げ、肘を曲げ拳を収納し、頭部を後ろへ回転、前後にボディを開きます。
シャドージャックの拳を展開し、ボルタ―の腕を密着させます。
さらにピンでボディに留まっていたシャドーの腕を外します。

ボルタ―の変形3
前後ひっくりし、ショルダーパーツ上げ、頭部を起こします。

ボルタ―の変形4
ボルタ―の手持ち武器を背部に装着。
※けっこう硬いのでグリグリしないと入りません
経年等あるのでシリコンスプレーを軽く塗布したりパーツに負荷をかけないように装着推奨です！

ボルタ―の変形5
取り外した脚部を上下に回転、ふとももと膝パーツを倒し、つま先とかかとへ。
脚部カバーを開きます。

シャドーの変形！
脚部にアーマーを装着、留めるピンは前後の2点。
腕を畳み、肩を後ろへ移動させます。

ボルタ―の変形6
ボディアーマーをジャックスーツに被せ、ウエストアーマーのピンと合わせ固定。

「メタルファイター、シャドージャック！！」
スーツアップと同じくコールをしたことは1度ぐらい。

シャドージャックアーマー (Shadow Jack Armor)
変形したボルターをシャドーが装着した姿。
漆黒のボディに背中の大型キャノンで最高にカッコいいですね。
ゴツゴツしたデザインとカラーリングも渋めで素敵です。
他3つのアーマーで使用されていたメッキパーツもなく意図的に玩具感を減らしているのかも知れません。

フロントビュー
試作型の軍用タイプ、全身に火器を装備し機動力も抜群なアーマー。
強大な力を誇るが、稼働時間が過ぎると強制ジャックアウトしてしまうという弱点を持つ。
もうこの設定だけでワクワクしてきます。

サイズはキャノンまでいれると約20㎝と少し大きめ。

腰のアーマーを閉じた状態
とても細かい部分ですが、腰アーマーを閉じた方がやや設定に近い姿になります。

サイドビュー
横から見ても各部のデザインにエッジが効いててカッコ良いです。
シャドースーツの腕も大型バックパックに完全収納されています。

バストアップ
いかり肩や差し色のシルバーやレッドなど非常にカッコ良し！
胸には大きくAPと書かれたシールが張ってありましたが、剥がしてしまいました…
シャドーは機甲警察ではないので、この状態の方がアニメに近い姿です…
劇中では、稼働時間に限界がくるとカラータイマーのように胸が発光しました。
※当時はAPと大きく描かれたシールがデザインと調和がとれてないように思えたんですよね、今だったら玩具は玩具と考えるので剥がさないですけどね。