忍者合体 DX無敵将軍 バンダイ
1994年発売 定価7800円

戦隊ロボ第16弾、戦隊初の和風人型合体ロボ!
2体から3体、そして5体へと戦隊ロボは進化してきましたが、今度は人型5体合体への挑戦。
価格は大連王より少し下がりました。
パッケージはファイブマンまで採用されていた上下に別れる組箱に戻りました。
こちらの方が戦隊ロボらしさを感じます。
左上、太陽を背にして空中で合体している構図のイラストも熱いです。
そして「忍者合体」ってもう魔法のワードですよね、聞くだけワクワクしちゃいます。

 

 

箱左右
側面にはDXロボの証、ハンドルが戻ってきました!
反対サイドにはギミックの紹介や透視図ではありませんが、構成図が描かれていて従来の戦隊ロボへ原点回帰を思わせます。

 

パッケージ 天面・底面

 

 

無敵将軍 内ブタ
嬉しいことにジェットマンから省略された内ブタも復活!
人型5体だけに均等にレイアウトされた内ブタ デザインにもテンションがあがりますね。
和風を意識してなのか、英語表記はありません。

 

DX無敵将軍 付属品や説明書
サルダースライサーのみ組立が必要です、シールはやや多め。

 

獣将!!

ジュウレンジャーから始まった新路線、守護獣(ジュウレンジャー)、気伝獣(ダイレンジャー)ときて今度は獣将という概念。
メカでもなく獣でもなく、忍術によって召喚されカクレンジャーが融合する守護神。
獣将それぞれの大きさは約18cm。

 

 

獣将 レッドサルダー (Beast General Red Saruder)
ニンジャレッド・サスケが、「隠流巨大獣将の術」によって召喚する猿モチーフの獣将。
胴体の内部には合体時のヘルメットが入っています。
無敵将軍の胴体と頭部を構成。

 

レッドサルダー フロントビュー
人型でありながらところどころお城モチーフとメカモールドが融合しているのが秀逸。

 

レッドサルダー 頭部造形
造形も塗装も細かく、お猿らしいシワが入っています。ちょっと悲哀のある表情。

 

レッドサルダー アクション
可動は肩と二の腕がロール。

 

付属武器、大型手裏剣サルダースライサー!

 

 


 

 

獣将 ホワイトカーク (Beast General White Kark)
ニンジャホワイト・鶴姫が、「隠流巨大獣将の術」によって召喚する鶴モチーフの獣将。
無敵将軍の左腕を構成。
海外のパワーレンジャー版ではピンク色に変更されていました。

 

ホワイトカーク フロントビュー
お城モチーフだけに白い色が似合っています。

 

ホワイトカーク 頭部造形
唯一ぱっちりした目ではないデザインです。リーダーらしい凛々しい造形。

 

ホワイトカーク アクション!
可動は肩のみで大きなクリックが入っています。

 

付属武器、二又クナイ カークビーク

 

 


 

 

獣将ブルーロウガン (Beast General  Blue Logan)
ニンジャブルー・サイゾウが、「隠流巨大獣将の術」によって召喚する狼モチーフの獣将。
基本的な構造はホワイトカークと同じです。無敵将軍の右腕を構成。

 

ブルーロウガン フロントビュー

 

 

ブルーローガン 頭部造形
狼の顏をしていますが、どちらかというと可愛くて和みます。

 

ブルーロウガン アクション!
ホワイトカークと可動範囲は同じです。

 

付属武器、大槍ロウガンシャフト

 

 


 

 

獣将イエロークマード(Beast General Yellow Kumard)
ニンジャイエロー・セイカイが、「隠流巨大獣将の術」によって召喚する熊モチーフの獣将。
無敵将軍の右足を構成。
劇中では「隠流忍法火炎輪」をという術を使いました。

 

イエロークマード フロントビュー

 

イエロークマード 頭部造形
ブルーローガンと同じく耳や鼻が造形されていて可愛い感じになっています。

 

イエロークマード アクション!
可動は肩と腕が回転します。

 

付属武器、大型鉤爪クマードクロー

 

 


 

 

獣将ブラックガンマー(Beast General  Black Gammer)
ニンジャブラック・ジライヤが、「隠流巨大獣将の術」によって召喚する蛙モチーフの獣将。
基本的な構造はイエロークマードと同じです。
無敵将軍の左足を構成。
劇中「隠流忍法砂嵐」を披露。

 

ブラックガンマー フロントビュー

 

ブラックガンマー 頭部造形
見事なカエルモチーフの頭部が造形されています。

 

ブラックガンマー アクション!
腕と二の腕が可動。

 

付属武器、大型弓ガンマーボウ

 

 


 

「熊」「狼」「猿」「鶴」「蛙」

 

合体せずにこの状態で巨大化した妖怪を倒すこともありました!

 

「忍法真空ハリケーン」!!
5体でやぐらを組んで体当たりする隠流忍法。
※画像はそれっぽくしているだけなので実際に玩具でやぐらを組むことは不可能です。

 

「忍者合体、無敵将軍!!」

 

レッドサルダーの変形1
レッドサルダーの胴体を開けてヘルメットを取り出し、腕を収納します。

 

 

レッドサルダーの変形2
フロントアーマーを上げ、足を回転させ足首を胴体にもってきます。

 

 

折り鶴の様な形をしたヘルメット
角が多いので立体映えします。
合体時は内部のフェイスプレートを起こします。

 

ブルーロウガン、ホワイトカークの変形
頭部に両腕を被せ、足を前に曲げます。

 

イエロークマード、ブラックガンマーの変形
胴体を開き腕を収納、両足を胴体に被せます。

 

「忍者合体!!」
そして5体を合体させてヘルメットを被せると!

 

 

最後にレッドサルダーの頭部に折り鶴状の兜を被せます

 

 

忍者合体 DX 無敵将軍 (Muteki Shogun)
心技体の「体」をつかさどる神将。
合体システムは非常に洗礼されていてシンプル。カッチリとすべてが気持ちよく合体し何度でも遊びたくなります。
プロポーションに関しては前年の大連王はゴツさの中にも丸みがありましたが、今回はゴツいうえにカクカクのデザインで密度感もより増しました。
これでもかとお城のモチーフがガンガンに入ってますが、ロボ造形との融合具合が本当に素晴らしく、凄いデザインだと思います。
つま先は足袋のような形状しているのもユニーク。
肩にはガッツリとクリック関節が入っていて気持ち良く腕が動きます。

 

無敵将軍 フロントビュー
もちろんカクレンジャーの巨大ロボとして戦隊ロボ玩具としての魅力もあるんですが、純粋な立体物としての造形美やデザインの魅力も強烈に感じます。
大きさは約27センチ。

 

無敵将軍 バストアップ
肩のシャチホコが唯一シール仕様なので、ここが立体だったら完璧だったと思います。

 

無敵将軍 頭部造形
個人的に大好きな青い顔。
何故かだか青い顔には惹かれます。

 

無敵将軍 頭部造形2
折り鶴型ヘルメットの造形美も目を惹きます。
忍びの漢字もインパクトありますね。
劇中は胸から花びらを飛ばす「将軍花吹雪」というワザも披露しました。

 

無敵将軍 細部

 

 

胸の大きな「忍」マークや石垣、屋根のモールドなど、楽しいディテール満載。
子供の頃からお城の模型があるとワクワクして覗きこんでしまうんですが、それと同じワクワクを感じますね。
これでお城形態に変形できたらもっと楽しそう…。

 

 

無敵将軍 アクション!!
可動は両腕のみです。

 

無敵将軍 アンダービュー
箱型というか城型というか、この堂々としたマッシブな感じが最高です。

 

無敵将軍 アンダービュー2

 

 

獣将の武器が合体!!
獣将の武器を合体させると玩具オリジナルの武器が完成。
無敵将軍にもたせることができます。特に合体後の名称は無いようです。

 

火炎将軍剣
シャチホコが炎を纏った刀身をくわえている凄いデザイン。
劇中でも実際に炎が出ていましたね。戦隊ロボでは初の金メッキ剣でもあります。
カクレンジャーが「火炎将軍剣」とコールすると、肩のシャチホコが光り、手に持っています。

 

 

「……南無三」
特に必殺斬りの名称はなく、炎をまとった火炎将軍剣で斬りつけたあとに「南無三」と唱えます。

 

劇中に出てくる風雲幻城風アレンジをしてみました。
クマードとガンマーは置いただけのなんちゃって形態です。
人型ロボ、お城、大型ロボになってたら凄いプレイバリューになったでしょうね。

 

前年の大連王と並べてみました!
やはり大連王はかなり大きいです、しかし無敵将軍も造形の迫力では負けていませんね。

 

スーパーミニプラで並べてみました!
スーパーミニプラで見事にリメイクされた無敵将軍。(2018年発売)

 

獣将で並べてみました!1
スーパーミニプラの獣将は小さいながら可動ある程度の可動を実現。
頭部や腕、足など基本的な部分は動きます。

 

獣将で並べてみました!2
こちらも小さいながら可動部が増えました。

 

最後はポーズを決めて!

 

 

全てが突き抜けた唯一無二のインパクト、戦隊初の和風5体合体ロボ見参!
忍者戦隊カクレンジャー バンダイ 無敵合体DX無敵将軍でした。

 

 

original post from funtotoy 2015/03/21
update2018-12-14
update2021-04-28

 

 

 

 

「NEXT 忍獣へGO!!」

五神合体 DX 隠大将軍 (Kakure Daishogun)