GD-11 DX超合金 星獣合体ギンガイオー バンダイ
1998年発売 定価9500円

戦隊ロボ第20弾、復活を遂げた大きく重いDX超合金1号ロボ!
1991年ジェットマン・ジェットイカロスを最後に休止していた戦隊ロボのDX超合金が復活。
ジュウレンジャー以降のマッシブなスタイルはそのままに、ダイキャスト仕様の重厚なスタイルとなっています。
価格も1号ロボでは最高の9500円!(2021年現在でも1号ロボで最高値)
限定超合金の代名詞、ギンガイオーブラックバージョン(9800円)も合わせて発売!
パッケージも大型で縦約44㎝、横約31㎝。

前年の1996年に超合金ブランドが復活、1997年には超合金魂ブランドがスタートしました。
そして1998年は戦隊ロボに超合金ブランドが復活、超合金のリバイバル時期であったと言えますね。

 

パッケージ裏
ギミック詳細を表記。
漢字カタカナ名と英語名が同時に表記されているのが特徴的ですね。

 

 

パッケージ側面
正面からはみ出した、ギンガイオーの両腕が側面に写っています。
ギンガイオーの大きさを表現したのでしょうか。
枠に入りきらない迫力がありますね。

 

パッケージ 天・底面
天面には、ギンガマンが大きくフィーチャー。

 

ギンガイオー収納図
大きなパッケージにギッシリ詰まってます。
DX超合金に戻ったので、内ブタも欲しくなります。

 

付属品
説明書、シール、銀鎧剣、ツノ、拳

 

地球を守るため、力を使い果たし石化してしまった星獣たち…

 

ギンガマンが捨身で大いなる星の力を注入し見事復活、大転生して銀星獣へと変化!
怪獣のような神秘の動物から、メカニカルな鋼鉄のボディにパワーアップ!
”銀”というのはギンガマンの銀であり、ダイキャスト的な銀(シルバー)の意味なのかもしれませんね。
また劇中では言及されていないと思いますが、それぞれ固有のシンボルマークのような意匠も造形されています。
内部にギンガマンが搭乗し自在剣・機刃を使って指示を出します。

 

星獣と銀星獣で並べてみました!
結集!5大星獣セットのソフビ製 星獣とサイズ感が近いので絡めて遊ぶことができます。
劇中では、ギンガマンの「大転生」というコールでその都度、星獣から銀星獣へと姿を変えていました。

 

 

銀星獣 ギンガレオン (SilverStarBeast Gingaleon)
ギンガレッドのパートナー星獣ギンガレオンが大転生した姿、ギンガイオーの胴体を構成。
主な攻撃は肩の4箇所から発射するビーム砲「銀火炎(ぎんかえん)」。
固有シンボルは後ろ足の「四角」。

ダイキャストはボディ前面、後ろ足ふともも、内部のアームの1部に使用。

 

サイドビュー
腹部にはギンガイオーのツノパーツを装着しています。
玩具オリジナル要素っぽいですが、劇中でもそれっぽいものは確認できます。

 

ギンガレオン頭部アップ
頭部や目のまわりなど細かく塗装されています。
特に瞳の周囲は黒く塗装され目力アップ!
口が開閉します。

 

 

星獣ギンガレオンと並べてみました!
星獣はライオンでしたが、銀星獣はちょっと熊や牛っぽくも見えます。
タテガミの天部の意匠が残っているのがいいですね。

 

 


 

 

銀星獣ギンガルコン (SilverStarBeast Gingalcon)
ギンガグリーンのパートナー星獣ギンガルコンが大転生した姿、ギンガイオー胴体1部と背中ウイングを構成。
主な攻撃は両羽付近から発生させる竜巻状のビーム「銀旋風(ぎんせんぷう)」。
固有シンボルは両腿・お尻の「楔(くさび)」。

ダイキャストは胴体前面に使用。
羽は軟質素材。

 

ギンガルコン フロントビュー
変形の都合もあり手足、首、羽が動きます。
合体後の必殺武器「ガルコンボーガン」の発射ギミックとして、尻尾を引っ張ると連動して首と羽が動きます。

 

ギンガルコン 頭部アップ

 

星獣ギンガルコンと並べてみました!
羽の生えた怪獣っぽい姿からより鳥っぽい姿になりましたね。

 

 


 

 

銀星獣 ギンガリラ (SilverStarBeast Gingarilla)
ギンガブルーのパートナー星獣ギンガリラが大転生した姿、ギンガイオーの腹部、脚部を構成。
主な攻撃は胸から発射するビーム「銀吹雪(ぎんふぶき)」。
固有シンボルは胸の「八角形」。

ダイキャストは胴体内部に使用。

 

ギンガリラ フロントビュー
戦隊では初のゴリラモチーフ。
ギンゴリラではなく、ギン”ガリラ”というネーミングには何か意図があるのでしょうか。
色々と想像してしまいます。

 

ギンガリラ 可動
合体ギミックに関係なく腕がクリック関節で動きます。

 

足底にはギンガイオーの拳が!
サンバルカンのブルバルカンを彷彿とさせますね。

 

ギンガリラ 頭部アップ
造形塗装どちらもとても細かいです。
瞳の周囲が黒く縁取られ目力があります。

 

 

星獣ギンガリラと並べてみました!
ゴリラ獣の姿から見事にメカニカルゴリラになっていますね。

 

 


 

 

銀星獣ギンガベリック (SilverStarBeast Gingaverick)
ギンガイエローのパートナー星獣ギンガベリックが大転生した姿、ギンガイオーの左腕を構成。
主な攻撃は口から発射するビーム「銀雷撃(ぎんらいげき)」。
固有シンボルは肩の「三角」。

ダイキャストは肩パーツに使用。

 

ギンガベリック サイドビュー
メカニカルな造形ながら動物らしい、しなやかな造形。

 

ギンガベリック 頭部
他の銀星獣と同じく瞳の周囲が黒く縁どりがあります。
口が開閉。

 

星獣ギンガベリックと並べてみました!
より狼っぽいフォルムになっています。
※でもやっぱり個人的には狐っぽく見えますね…

 

 


 

 

銀星獣ギンガット (SilverStarBeast Gingat)
ギンガピンクのパートナー星獣ギンガットが大転生した姿、ギンガイオーの右腕を構成。
主な攻撃は口から発射するビーム砲「銀花弾」。
ギンガベリックと合体技で「銀閃光」も放ちました。
固有シンボルは肩の「丸」。

基本構造はギンガベリックと同じ。

 

ギンガット サイドビュー
猫モチーフというのは、ギンガリラに続いて戦隊初のモチーフ。

 

ギンガット 頭部
口が開閉します。
ギンガベリックとは口の開く部分が異なり、猫らしさがありますね。

 

星獣ギンガットと並べてみました!
一番大きく違うのはカラーリングですね、ピンクからホワイト基調になっています。
銀星獣の方が猫らしい可愛らしさもありますね。

 

 


 

結集!5大銀星獣!!
生身の動物パートナーから戦隊らしいメカニカルな姿へ転身。

 

銀星獣が駆け抜ける!

 

「星獣合体ギンガイオー!」
ギンガマンのコールで銀星獣たちが一斉に合体変形開始。

 

ギンガレオンの変形1!
後ろ足先を回転させ脚部に収納、さらに両後ろ本体を押し込んで胴体に収納します。
見事に下半身が畳まれて小さくなります。

 

 

ギンガレオンの変形2!
頭部を上げ、コンパクトにした下半身を前方に押し込むと「V字」の胸部が完成。
ここ楽しいところです。

 

 

ギンガレオンの変形3!
ダイキャスト製アームを動かし、頭部を変形させます。
見た目以上に複雑な変形箇所。

 

ギンガレオンの変形4!
最後に前足を後部に収納します。
コンパクトに胸部ブロックになりました。

 

 

ギンガリラの変形!
胴体カバーを下げ、縮めた腕を側面に収納、ショルダーアーマーでうまく収納部が隠れます。
足裏から拳を取り出します。
シンプルながら大きく形状が変化するユニークかつ大胆な変形。
構造は単純ですが、実際に遊んでみるととても面白い変形です。

 

 

ギンガルコンの変形!
首を上に向け、脚部とつま先を曲げます。

 

ギンガット・ギンガベリックの変形!
手足を収納し胴体を折り曲げ、ギンガリラから取り出した拳を取り付け完了。

 

玩具的合体図!

 

 

最後に頭部の変形!
ギンガレオンから取り外したツノパーツを頭部に装着、口を開けフェイスパーツを降ろします。
※劇中では途中で変形してます。

 

 

DX超合金 星獣合体ギンガイオー (DX Chogokin Gingaio)
5体の銀星獣が星獣合体した姿。
ギンガリラの上に、ギンガルコン、ギンガレオンが積み上がるように合体しています。
戦隊ロボでは初の広げたウイングを背中に持つデザイン、ギンガルコンの足がスラスターのようになっているのも秀逸。
そして合体後はサイズもさることながら、銀星獣1体ずつダイキャストが使用されているので重量がスゴイです。
サイズは約29㎝、重さはなんと約1.6㎏。
大人でも片手で遊ぶのは少し困難な重さで、対象年齢を考えるとなかなかチャレンジしています。
まさに「子供たちよ、これが超合金ロボだ!」と言わんぐらいな総重量とスタイル。

 

ギンガイオー フロントビュー
トーテムポールのようにそれぞれの銀星獣の顔が各部に見えます。
太い手足、張り出した肩など全体的にマッシブでガッチリのプロポーションも迫力があります。
またダイキャストの地色そのままな、太ももや肩も超合金らしさを強調していますね。

 

ギンガイオー バストアップ
胸の金メッキV字レリーフなど情報量の多い上半身。
ギンガット、ギンガベリック頭部の後ろに綺麗にギンガルコンの羽が重なるところもデザイン美を感じます。

 

ギンガイオー 頭部アップ
タウラスのような迫力ある角がついたライオン頭部、内部には精鍛な目鼻口とチーク・チンガードのフェイス造形。
青い瞳も珍しいですね。

 

 

ギンガイオー アクション!
可動部は腕のみです。
合体ジョイントがクリック関節も兼ねてカチカチと動きます。

 

ギンガイオー アンダービュー
前述しましたが、見るからに重くて強そうなルックスは「これが超合金ロボだ!」というメッセージを感じます。
海外パワーレンジャーロストギャラクシーでは、GalaxyMegaZord/ギャラクシーメガゾードという名称でダイキャストをプラに置き換えて発売されたそうです。

 

ギンガイオー アンダービュー2
80年代ポピー合体DX超合金ロボの良いところと、当時最新の戦隊ロボをミックスしたような印象です。
発売当時もDX超合金が帰ってきたというインパクトがありましたが、あらためて今みるとさらに強くその印象を受けます。
理想の超合金ロボ像を具現化したような仕様とデザインというか、本当に素晴らしいプロダクトだと思います。

 

銀鎧剣(ギンガイケン)
合体後に自然と手から発生する大剣。
柄の部分はギンガイオーのツノの意匠、刃の部分は上下逆するとギンガレオンの頭部が描かれています。

 

銀鎧剣・銀河獣王斬り!
何度も斬りつける銀鎧剣を使った剣技。
戦う最中の技として繰り出されました。
他にも、顔から炎を放射する「ギンガイオー銀火炎」も使いました。

 

背中のギンガルコン胴体が分離!
内部からジョイントを起こします。

 

ガルコンボーガン!!
背中のギンガルコン胴体を変化させたギンガイオーの必殺武器。
劇中では銀鎧剣が変化してガルコンボーガンに変化しました。

 

流星弾!!
ガルコンボーガンから放たれる緑光の必殺光線。

 

ギンガイオーと星獣を並べてみました!!
星獣の呼び出し→大転生→星獣合体とあたらしい工程が加わったギンガイオーのシークエンス。

 

前年のギャラクシーメガと並べてみました!
ギャラクシーメガは少し小ぶりですが、決して小さい1号ロボではありません。
しかしギンガイオーと並べるとこのサイズ差。

 

7年の時を経て帰ってきた”超重量級”DX超合金1号ロボ、その名も銀河の王・銀鎧王(ギンガイオー)!!
※ギンガマンの銀河と、ダイキャスト装甲の銀鎧、ダブルミーニングなのかなと想像してみました。

星獣戦隊ギンガマン バンダイ DX超合金 星獣合体ギンガイオーでした。

 

 

 

 

update2021-11-26

 

 

「NEXT ギンガマン星獣へGO!!」

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